大阪・愛知県:行政視察

7月13日(火)~15日(木)2泊3日で大阪・愛知県に行政視察に行ってきました。

今回の視察先及び視察内容は、茨木市(TMO・創業促進補助事業について)、岸和田市(岸和田市貝塚市クリーンセンター・省エネルギー推進事業〈ESCO事業〉について)、春日井市(商店街空き店舗活性化事業について・かすがいデジタル博物館について)でした。順次以下に感想などを記載していきます。


【行政視察先の議事堂にて】

TMOとは、Town Management Organizationの略称で、まさしくまちづくりをマネージメントする機関です。主な取組として、頑張る若手商業者会の発掘や育成・手づくり市の開催・交流拠点(茨木にぎわい亭)の運営・空き店舗の情報発信などです。
また、創業促進事業として、市内で新たに営利を目的とした事業を創業する方に、家賃補助と改築・〈改装〉工事費補助を行っています。
担当者から今後課題として、業種の絞り込み・場所の絞り込みとのコメントがありました。

感想として、『研修前に街並みと実際取組事業を見学出来れば、より一層の理解が図れたと思います。また、支援する経済的効果と街並みの存在効果(空き店舗がないように、支援をすることが街並みを存続させ、住民に利便性があることになっているか。無駄に支援をしていないか。)をどう考えるかも難しい問題であると思いました。
伊勢崎市で同様な事業を行うことができるか、人がいないから空き店舗があるのか、空き店舗があるから人がいないのかという観点と、すでに立地の魅力がない(駐車場が足らない・アクセスしづらい)という観点を持つことの大切さ(判断力)を考えさせられました。』

岸和田市貝塚市クリーンセンターでは、灰溶融炉設備を見学しました。当設備は、ごみ焼却設備で最大で12,000KWの発電設備を設置しているため、電気式灰溶融炉を採用したようです。トーチは、プラズマ方式を採用し焼却飛灰・主灰混合溶融を行っています。
焼却灰を有効利用する為に灰溶融が注目されているが、当施設は処理工程を完全自動化にできないことや、ランニングコストがかかり過ぎること・スラグの有効利用先等の課題があるとのことでした。

感想としては、『施設のイニシャルコストは勿論重要であるが、ランニングコスト(消耗品の頻度と値段)や使い勝手も考慮し、総合的に判断することが必要だということを学びました。また、ごみ処理に関しては、莫大な費用が必要であり費用削減には、やはり住民市民の各自の意識(不要なごみを作らない・ごみの分別・3R≪Reduce減らす/Reuse繰り返し使う/Recycle再資源化≫)の更なる向上ができるよう、働きかけが大切であることを再認識しました。

省エネルギー推進事業〈ESCO事業〉とは、『省エネルギーに関する包括的なサービスを提供し、事業主の利益(水道光熱費の低減)と地球環境の保全に貢献するビジネスである』。行政からみたメリットは、

1、シェアド・セイビング契約の場合、初期投資なしで設備更新を行える。
2、環境負荷の削減につながる。
3、光熱水費の削減ができ、削減額が保証される。
4、事業の責任分界点が明確になる。
5、市内外で評価され、職員の省エネルギーに対する意識が高揚される。

とのことである。『事業を行う価値は、非常にあるように思われるので、個人的にも研究し一般質問など行い、伊勢崎市の意向なども聞いてみたいと思います。』


【春日井市の商店街視察の様子】

春日井市では、かすがいデジタル博物館について説明を聞きました。実存の施設ではないバーチャル博物館として、市内の「書跡」、「文化財」、「考古」、「石造物」、「神社・仏閣」、「民具」、「昔ばなし」、「植物」、「昆虫」をデジタルデータとして保存・公開しています。

システム設計委託で240万。データ追加で69万。ランニングコストは、サーバーレンタル料年間36万。
運営人員は、市職員1名兼務で行っているとのこと。
年間アクセス数も4万件以上あり、『市を知る・興味を持つ・愛着心を育てるといった点でも、価値ある施設であると感じた。伊勢崎市もHP上に美術品の紹介はあるが、デジタル博物館を検討する価値があると感じた。また、コンテンツに「人物」、「名産・特産物」、「産業」など取り入れることも面白いと思いました。』商店街空き店舗活用事業に関しては、家賃と改装費の助成を行っていました。平成9年から取り組んでいて、何度か制度改正も行っていました(時代・ニーズに合った見直しが大切であることを再認識しました)。

21年度までの利用実績件数は63件で、継続数は30件。

『半数は撤退していて「助成の無駄」と考えるか、助成していなければもっと空き店舗が増えて全体の商店街の魅力(集客力)が落ちてしまい、「助成以上のダメージ」があったと考えるかここでも考えさせられました。まさしく政治的な判断が必要であると痛感しました。』

今回の行政視察を参考にし、伊勢崎市政に反映していきたいと思います。