県産品需要拡大特別委員会での質疑 平成30年6月13日(水)
◆大和勲 委員
上州地鶏の拡販について、群馬県地鶏生産普及促進協議会の取組状況はどうか。
◎小茂田 畜産課長
群馬県地鶏生産普及促進協議会は26年に発足した組織で、生産者、流通業者等を含む9会員と県で構成されている。県で作出した上州地鶏の銘柄の確立と養鶏農家の経営安定を図ることを目的に、上州地鶏の生産体制の確立、流通・販売の促進等に取り組んでいる。
◆大和勲 委員
地鶏の拡販には、メニュー開発やコンビニ業界との連携が必要と思うが、例えば「上州地鶏弁当」の開発などの取組等はできないか。
◎小茂田 畜産課長
上州地鶏はまだ単価が高いことから、現在の販売形状は、レトルトの手羽煮や炭焼き、すき焼きセットなどであり、サービスエリアや高崎駅などで販売されている。まだ、弁当の生産までには至っていないが、今後、生産量が増加すれば対応が出来るようになっていくと思われる。
◆大和勲 委員
上州地鶏の周知についての取組はどうか。
◎小茂田 畜産課長
HPやイベントへの出展を通じて周知を図っている。
◆大和勲 委員
食鳥検査料について、関東圏は一律5円/羽ということであるが、安い県では3~4円/羽のところもあると聞いている。食鳥検査料を安くするというのではなく、例えば時限的に検査料の1円を上州地鶏の販促費に使うなど、周知活動に使うことを提案したい。本日は担当部署が不在なので、繋いでいただきたい。
工業製品の販路開拓支援について、群馬新商品購入促進事業はどのようなものか。
◎山田 工業振興課長
本事業は、県内の事業者から申請のあった新商品について、県が審査・認定し、随意契約による購入を可能とする制度である。これまでの実績については、27年度から29年度までの過去3年間で、20事業者・22商品を認定し、県立学校や試験研究機関などで合計270万円ほど購入した。
◆大和勲 委員
商品を購入した利用者の感想はどうか。
◎山田 工業振興課長
福祉関係の施設では、引っ張ると安全に外れるカーテンフック、県立学校では燃えないカーテンなど、施設の目的に合った商品が購入しやすいという感想を聞いている。
◆大和勲 委員
ものづくり販路支援コーディネーターの活動内容を伺いたい。
◎山田 工業振興課長
産業支援機構では、中小企業の受注確保や販路開拓の支援を行っている。当機構には、県内メーカー出身のものづくり販路支援コーディネーター3名が配置されており、受発注の仕組みや商談の仕方などの知識を活かし、きめ細かな支援を行っている。昨年度の活動実績については、企業訪問が549件、発注開拓数が117件、あっせん紹介数が489件、あっせん成立数が84件であり、コーディネーター3名がフル稼働で活動している。ものづくり販路支援コーディネーターのさらなるPRを行い、県内中小企業に利用してもらえるよう努めていきたい。
◆大和勲 委員
「企業サポートぐんま」のさらなる周知が必要と思うがどうか。
◎山田 工業振興課長
昨年、企業サポートぐんまが発足し、オールぐんまで中小企業を支援する体制が整った。中小企業に利用してもらって効果が出るので、よく周知を図ることで利用を促したい。販路支援だけでなく事業承継も相談が増えている。今後とも企業ニーズを踏まえた支援体制を整えていきたい。