県産品需要拡大特別委員会での質疑 平成30年10月4日(木)

◆大和勲 委員
県外調査先の秋田県で「木育」の取組について視察した。「木育」という言葉は、平成16年度に北海道で「木を子供の頃から身近に使っていくことを通じて、人と森や木との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育てたいという思い」という意味で使われたとのことだが、本県における、これまでの木育の取組状況はどうなっているか。

◎桑原 林業振興課長
本県では、昭和54年より「親と子の木工広場」を県内10箇所程度で開催し、7,000名を超える親子が参加している。また、群馬県木材青年協会との共催で「児童生徒木工工作コンクール」を開催しているほか、群馬県木材組合連合会と連携し、各種イベントの際の木材への理解を深める取組に支援している。

◆大和勲 委員
イベントの開催計画等も見せていただいた。オール群馬で森林・林業のことを考えていくということだろうが、私の地元の伊勢崎や東毛地域では、森林や林業に関してなじみが薄いと認識している。伊勢崎や東毛地域でのイベントが少ないように思うが、どうか。

◎桑原 林業振興課長
以前は、太田市の金山等、東毛地域でもイベントを開催していた。

◆大和勲 委員
条例とも関係するが、「木育」については県を挙げて取り組んでいただきたい。長野県の「木育推進員」や岐阜県の「木育ひろば」等、森林・林業に力を入れている県ではそういった取組があると思う。これからもオール群馬で取り組んでいただき、森林・林業に関する取組にとっては「木育」は必要なものと考えるので、是非研究していただきたい。