観光・世界遺産に関する特別委員会での質疑 平成27年10月2日(金)
田島弥平旧宅近郊の道路案内表示について
大和委員
前回の特別委員会で、田島弥平旧宅近郊の道路案内表示について、現状を確認し、検討したいと言っていただいたが、その後の状況はどうか。
生方道路管理課次長
現地を調査したところ、一部、道路案内表示が不足している部分が見受けられたため、関係者と調整の上、設置に向けた準備を進めているところである。
絹文化継承プロジェクトについて
大和委員
絹文化継承プロジェクトについて、前回の特別委員会で、小学校は44校が取り組んでいるとのことであったが、最終的は繭玉から校旗を作ると聞いている。各教育委員会に働きかけ、参加校を増やしてはどうか。
布施世界遺産課長
絹文化継承プロジェクトの「校旗を作ろうプロジェクト」は、現在、碓氷製糸の生糸を桐生の織物業者に持込み、1月30日には校旗になるという状況である。来年度以降も続けて行きたいと考えており、教育委員会にも引き続きお願いしていきたい。
「花燃ゆ」及び「真田丸」を通じた地域振興について
大和委員
「花燃ゆ」で群馬が舞台として登場し、番組の終わりの「花燃ゆ紀行」でも6回放送されると聞いたが、そこで紹介される場所はどこか。また、市町村との連携はどうなっているか。
加藤文化振興課長
「花燃ゆ紀行」で放送される内容については、ぐんま「花燃ゆ」プロジェクト推進協議会を通じて確認したが、今のところ分かっていない。今後、放送内容が分かれば、協議会を中心に関係市町村とともにPRしていきたい。
大和委員
来年1月から放送される「真田丸」について、ドラマのストーリーや地元市町村との連携はどうなっているか。
加藤文化振興課長
ドラマの内容については把握していない。沼田城跡や岩櫃城跡では、真田氏にちなんだイベントを実施しており、「群馬の文化」支援事業で支援している。ドラマ放送を契機にその他の市町村でもイベントを開催していく動きが出てくれば、県としても支援していきたい。
大和委員
真田丸の舞台となる長野県上田市等との連携はどうか。
加藤文化振興課長
上田市ではドラマ館を、沼田市ではドラマの展示館を設置すると聞いており、両県で連携して情報発信していくことで、相乗効果を狙っていきたい。
戸塚観光局長
上田市が事務局の真田街道推進機構に県内関係市町村が参加しており、パンフレットを作成し、情報発信を行っている。10月5日には、利根沼田地域の5市町村、利根沼田行政県税事務所等による「利根沼田『真田丸』プロジェクト推進協議会」が発足し、沼田市内に情報発信施設を設ける計画を持っていると聞いている。これらの取組と連携していきたい。
日本遺産「かかあ天下-ぐんまの絹物語-」について
大和委員
群馬県の日本遺産「かかあ天下-ぐんまの絹物語-」は、桐生が6か所、甘楽町が3か所、中之条町が2か所、片品村が1か所と、距離感が多少ある。協議会を設置して連携しているとのことだが、進捗はどうか。
布施世界遺産課長
協議会が7月に発足し、国の補助金約2,800万円を受け、ソフト・ハード両面で事業を進めている。
大和委員
具体的な内容はどうか。
布施世界遺産課長
ホームページ作成、写真撮影、見学者受入れのための文化財の修繕などを行う。また11月末に赤岩でイベントを開催したいと考えている。
大和委員
世界遺産との連携はどうか。
布施世界遺産課長
観光物産課に依頼し、観光面での連携は進めている。日本遺産を含むぐんま絹遺産について、いろいろな切り口でPRしていきたいと考えている。