全国都市問題会議

<<全国都市問題会議に参加して>>
日時 平成23年10月5日(水)~7日(金)
場所 鹿児島県
行程 5日(水)午後から南九州市「道の駅川辺 やすらぎの郷」視察
6日(木)終日 鹿児島市で行われた第73回全国都市問題会議に参加
7日(金)午前 第73回全国都市問題会議に参加

《報告》
5日に訪れた 南九州市は、平成19年12月 旧川辺町・知覧町・頴娃町の3町が合併してできた人口
39,000人の市です。今回の視察先は「道の駅川辺 やすらぎの郷」です。建設の趣旨としては、農業
生産者の高齢化・兼業化などにより農業生産・所得の低迷や消費者ニーズを的確につかむ事も出来ない状況
があったため。そこで、農業の拠点的機能を備えた施設を整備する必要に迫られ、農業振興と向上を目的と
して農業構造改善事業を導入し、地域の情報発信機能及び都市と農村の交流拠点機能を併せ持った 道の駅
川辺 やすらぎの郷を建設し、平成12年4月28日に施設を開館しました。開館以来順調に黒字ペースで
推移 し平成16年売上4億5700万がピークになりました。しかし、同様な施設やスーパーの開設により
売り上げは右肩下がりで落ち、赤字転落したが平成21年度から経費コントロールにより黒字化することが
出来ています。感想として、事業計画は競合が出る事を意識し、経費コントロールを常に心がける必要を感
じました。


【全国都市問題会議】

6・7日の全国都市問題会議については『都市の魅力と交通戦略 地域資源×公共交通=地域活性化』を議
題に行われました。都市の魅力とは、「地域力」と言い換える事が出来る。そして、「地域力」に魅せられ
てくる人々との持続的な「つながり」が形成されるまでの一連の取組が交通戦略である。地域資源には「天
然自然のもの」と人間力の蓄積である「文化」とがあります。地域資源の活用手法には大別して3つの段階
があり、1つは、地域に何があるか「発見」すること。2つめは、資源の魅力を「磨きあげる」こと。3つ
めは、資源の情報を「発信」すること。そして、このような手法で地域資源を活用し、交流人口の拡大を図
る上ではそれぞれの地域に暮らす住民が非常に重要な役割を果たしています。また、交流人口を拡大する為
には、移動手段である公共交通網が重要であります。つまり、地域活性化のためには、地域資源を最大限に
活用し、それを核に公共交通を活用して交流人口を拡大することであるということを学びました。今後は、
伊勢崎市における地域資源は何か発見する姿勢・資源を磨きあげる努力・資源の情報発信を心がけて行きた
いと思います。加えて本市は車社会という考え方が根底にありがちですが、もう一度公共交通機関(JR両
毛線・本庄早稲田駅を中心とする新幹線・東武線・あおぞらバスなど)を利用した地域活性化を検討してい
きたいと思います。