厚生文化常任委員会での質疑 平成29年10月2日(月)

群馬県多文化共生推進会議について

大和副委員長
群馬県多文化共生推進会議について、構成員と会議の内容はどうか。

星野人権男女・多文化共生課長
多文化共生に係るさまざまな課題に対応するため、学識経験者、NPO、企業、労働、情報、医療、防災、外国人コミュニティーのキーパーソン、自治体の担当者など、15名に委員をお願いしている。これまで開催した2回の会議では、外国人住民の現状や県庁各所属の多文化共生関連事業について情報共有するとともに、新しい多文化共生推進指針の骨子案について意見をもらった。

大和副委員長
今後の予定はどうか。

星野人権男女・多文化共生課長
今後は11月と年明けの2回開催予定で、指針の改定素案を示し、踏み込んだ議論をしてもらう予定である。

大和副委員長
医療通訳制度に関する会議についてはどうなっているか。

星野人権男女・多文化共生課長
医療通訳制度の更なる充実のため、医療機関、医療通訳に携わるNPO等の関係者により医療通訳制度検討部会を立ち上げ、9月に第1回会議を開催した。今後も意見交換を通じて望ましい制度について検討していきたい。

県立美術館について

大和副委員長
県立美術館は近代美術館と館林美術館の2カ所あるが、それぞれの作品点数はどのくらいあるのか。

田子文化振興課長
近代美術館では1,963点、館林美術館では940点の所有作品がある。

大和副委員長
作品取得価格はどうか。

田子文化振興課長
近代美術館の購入費総額は約36億円、館林美術館の購入費総額は約9億7千万円である。

大和副委員長
作品の購入基準はあるか。

田子文化振興課長
近代美術館は本県美術館のリード館として、本県の近代美術の流れが展望できるよう、日本画・西洋画・彫刻等各分野の代表的作家の作品等を収集している。館林美術館は東毛地域を中心に本県にゆかりのある作家の優れた作品や、自然と人間の様々な関わりを表現した作品を収集している。

大和副委員長
正田譲氏の作品を寄贈したいという話があるがどうか。

田子文化振興課長
旧新田町に生まれ、県美術会会長を務めた本県を代表する作家であり、具体的な寄贈の話があれば、両美術館へ話をつなげたい。

大和副委員長
歴史博物館もグランドオープンしたが、近代美術館の入館者状況はどうか。

田子文化振興課長
本年8月末現在の近代美術館の入館者数は、ほぼ例年並みである。9月30日に歴史博物館の秋の企画展が始まり、共通券の発行等により、相乗効果での入館者増に努めたい。

大和副委員長
作品の貸出しは行っているか。

田子文化振興課長
国公立美術館・博物館を中心に連携し貸出しを行っている。貸出料は無料であるが、保険・輸送代は借受側持ちとしている。

大和副委員長
県立美術館における企画展の立案及び経費はどのようになっているか。

田子文化振興課長
両美術館いずれも年4回程度の企画展を開催している。企画は学芸員が行っている。企画展の展示費用は約4千万円であり、1回の企画展に要する予算としては約1千万円である。